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小川糸エッセイ『たそがれビール』

当たり前のことを丁寧にする幸せを綴った大人気日記エッセイ
(文庫本カバーより)

私が大好きな、心地いい小川糸さんの日記エッセイ。幻冬舎文庫より、待望の6作目。
今回は、彼女のお気に入りの場所であるベルリンの滞在記がメイン。

森林浴しながらハンモックに揺られているような・・・
最高に居心地のいいカフェで美味しい珈琲とスイーツを堪能しているような・・・
なんとも癒された気分になりました。

以下、本文より抜粋・・・。

■気持ち的には、今回の旅は、虫取り網と虫かごを持っていくような感じ。
いろんなものを捕まえて、帰ってこよう。(パリへの出発前)

■なんだか、楽しくて、毎日があっという間に過ぎてしまう。(パリ)

■夕陽を見た後に屋台で食べたカラマリは、間違いなく、私の人生における、No.1だ。(モロッコ)

■エッサウィラで2泊したホテルが、本当に本当にステキだった。
あんなに居心地がいいホテルは、世界中を探しても、なかなかない気がする。
高級というのではなく、とにかくオーナーのセンスがよくて、いるだけで幸せになる。(モロッコ)

■なかなか見つからないからこそ見つけた時の喜びがひとしおで、まさに、宝物を見つけた気分になる。(軽井沢・野鳥の森)

■長旅の末、ようやくハンブルクに到着した。
なんだか、とっても素敵な町の予感がする。(ドイツ)

■ドイツ人の、古き良きものを長く使うセンスには、本当に脱帽してしまう。(ドイツ)

■飽きるどころか、ますます好きになってしまったベルリン。
本当に、このままずーっと住んでいたい。(ベルリン3ヶ月の滞在を振り返って)
by traveler79 | 2015-03-20 11:37 | 読書