川上未映子のエッセイ『きみは赤ちゃん』

芥川賞作家の著者による、我が子がおなかにやってきてから1歳を迎えるまでの奮闘を描いた名作!
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ここまでリアルかつ鮮明に妊娠・出産・育児を綴れるのは、この人だけではないだろうか。
才能ある作家さんだからこそ書けるもの。
私自身、出産してから授乳に追われていた日々のことをぼんやりとしか覚えていない。
こんなふうに表現できていたら…あとから読んでも様々な思いが蘇ってきたであろうと思う。

子育てをしている私にとっては共感部分も多く、「よく書いてくれた!」と称賛したい素晴らしいエッセイでした。
出産未経験の女性・男性にもぜひ読んでもらいたい1冊です。

以下、本文より抜粋
…基本的には保育園にあずけることができない専業主婦のお母さん、お父さんのしんどさを思う。外の仕事をしていなくても、彼らは一日たりとも休むことなく家のなかの仕事をしている。それはいうまでもなく、ものすごい重労働なのだ。

 ↑ そう、その通りなんです!(威張ることではないけれど)

報酬のない労働って、誰も認めてくれない。だからモチベーションも上がらない。孤独との闘い。
けれど、夫の優しい一言とか思いやりがあるだけで、身近な誰かが分かち合ってくれさえすれば…
大変なことも苦しみも吹っ飛んでしまうと思うんですよね。
私自身、なかなか夫に共有してもらえず一人で抱え込んでいたので…(; ;)切に思います。
でも、働くお母さんも保育園に預けることに対して葛藤を抱えているんですね。

読んでくれて、ほんとうに、ありがとう。と、あとがきにありますが、
書いてくれて、ほんとうに、ありがとう。と、言わせていただきます。
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by traveler79 | 2014-09-03 10:34 | 読書 | Comments(1)
Commented at 2014-09-09 20:45 x
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